株式会社ジャパンのブログページ

お電話での
お問い合わせ
052-253-7290
【受付時間】平日 9:00~17:00

株式投資ブログ ~明日への道標(みちしるべ)~

2019年08月12日

個人投資家向けIR活動を考える

みなさんは個人投資家と機関投資家間で情報格差が存在するとお考えですか?

 

あるいは企業のIR姿勢について個人投資家と機関投資家間に不公平感をお持ちですか?

 

私がアナリストとして働いていたころ(2000年前後)は、一部の企業を除いてIR活動が充実していたとは思えません。

 

あれから約20年経ち、企業のIRに対する姿勢もかなりの変化の兆しが見え始めました。

 

とはいえ、企業の姿勢やIRのスキルの格差など、全体で見るとまだまだ未熟なレベルではないでしょうか。

 

また、個人投資家と機関投資家間で企業側のIR姿勢に格差が見受けられます。

 

個人投資家を蔑ろ(ないがしろ)にする企業はどこかでお咎めを受けると思うのですが・・・

 

「貯蓄から投資へ」を実現するために

以前、あるラジオ番組に出演する機会がありました。

 

そのときに、今後の抱負として、個人投資家と企業の橋渡し役をしていきたいと話しました。

 

なぜ、本日はこのようなことをテーマにしたかと言うと、国策である「貯蓄から投資へ」を実現するためには、個人投資家の存在意義を企業側にも周知徹底していただきたいからです。

 

また、個人投資家の方々にも投資の原点に返って、「投資とは?」を真剣に考えていただきたいと思います。

 

企業、投資家双方が勝手な事ばかり言っても、日本の証券市場の健全な発展はありません。

 

このような考えから、証券会社在籍中に成し遂げれなかった個人投資家の社会的地位の確立を応援するため、中立的な立場で個人投資家と接することができる投資顧問会社に籍を移したのです。

 

個人投資家向けIR活動に不熱心な理由

先ほど「企業のIR活動は機関投資家偏重になりがちである。」と書きました。

参考として

「企業価値評価改善のための財務IR&SR戦略」近藤一仁、柳良平著、中央経済社 
P233から「個人投資家向けIR活動に不熱心な理由」

 

を抜粋します。

(1)機関投資家・アナリスト向けIR活動で手一杯で、個人向けIR活動にまで手が回らない。個人投資家向けIR活動をやったことがない。
(2)個人投資家向けIR活動は、効果がわからない。
(3)予算がない。
(4)個人株主を増やしたくない。
(5)ノベルティ目当てなど個人投資家はレベルが低い。(ノベルティとは「企業が自社や商品の宣伝を目的として、それらの名称を入れて無料配布する記念品」を指す)
(6)個人向けIRの方針や目的が定まっていない。

 

これらを見て、読者のみなさんは、どう思われますか?

 

(1)は明らかに個人株主軽視ですよ。

(2)(3)(6)に関しては個人投資家向けIR活動をしない理由を無理やり答えたといった印象です。
(本音は別にありそうな回答ですよ)

(4)(5)これは明らかに個人投資家を馬鹿にしています。

 

企業側からこのような回答があること自体、今後の証券市場の健全な発展が危ぶまれます。

 

まして「貯蓄から投資へ」など夢物語に終わってしまいます。

 

確かに企業側のこのような回答にも一理ありますが、個人投資家の中にもプロ顔負けの投資家は多数存在します。

 

私は証券会社を退職後、いろいろな個人投資家と交流がありますが、私が教えるより教えられる方が多いぐらいです。

 

個人投資家は自分の資金を運用しているのです。

 

真剣さはプロの投資家と変わらないと思います。

日本の証券市場の危機

企業側に個人投資家や個人株主の存在意義が認識されず、機関投資家偏重のIR活動が常態化すれば、日本の証券市場の危機です。

 

以前は株式持ち合い制度により金融機関が上場企業の株式を大量に保有していました。

 

この株式持ち合い制度が解消に向かう仮定において、個人投資家がどれだけ受け皿になったのか企業は忘れたのでしょうか。

 

現在の日本市場は外国人投資家が増えましたが、いずれは売却してきます。

 

その受け皿となるのは個人投資家ではないでしょうか。

 

2018年末時点の個人金融資産は1,830兆円(日銀・資金循環統計より)とも言われています。

 

これらの資金のほんの数%が株式市場に流入するだけで相当なインパクトがあります。

 

証券市場はその国の宝物、国民の財産なのです。

 

企業側が都合のいい時だけ個人投資家を重宝するのはあまりにも勝手だと思えてなりません。

 

最近の売買代金の減少、新興市場の低迷等、個人投資家の株式離れが話題になっていますが、底流にはこのような企業側の個人投資家向けIR姿勢にも問題があるのではないかと思います。

 

常日頃からの地道な個人投資家向けIR活動があってこそ、窮地に立たされた時に個人投資家は、よき受け皿となってくれるのです。

 

また、個人投資家もキャピタル・ゲイン重視型の短期投資に偏らず、長期保有して資産を何十倍にする醍醐味も経験してほしいと思います。

 

そのためには企業側からの真摯な個人投資家向けIR活動が必要なのです。

 

休日に長々とお付き合いいただきありがとうございました。

 

これからも「株式投資ブログ ~明日への道標(みちしるべ)~」をよろしくお願いいたします。

 

お知らせとお願い

平素は弊社の「株式投資ブログ ~明日への道標(みちしるべ)~」をご愛読いただき、誠にありがとうございます。

 

2019年6月17日より開設いたしました「株式投資ブログ ~明日への道標(みちしるべ)~」も2ヵ月が経とうとしています。たくさんの株式投資に関するブログ等があるなかご覧いただき、たいへんありがとうございます。

 

つきましては、8月19日(月)より、当ブログの一部をメールアドレスにての登録後、ログイン画面での全文閲覧という形での運営に変更させていただきます。

 

会員登録は無料です。

 

会員規約をよくご覧いただいたうえで 会員申込画面よりメールアドレスをご入力の上、ご登録をお願いいたします。

 

申込み後パスワードを発行させていただきます。

 

ご登録後は、従来通りブログを見ていただくことができます。

 

この機会に、ぜひ会員登録(無料)をしていただき、みなさまの投資にお役立ていただければ幸いです。

 

心よりお待ちしております。

 

これからも「株式投資ブログ ~明日への道標(みちしるべ)~」をよろしくお願いいたします。

 

無料会員登録はこちら

 

最後にブログランキングのバナーをポチッ!とクリックお願いいたします。

 


基礎知識(株)ランキング

新着ブログ