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株式投資ブログ ~明日への道標(みちしるべ)~

2019年07月31日

バブルは崩壊して、始めてバブルと分かる

 

トランプ大統領の中国批判ツイートを嫌気し下落

本日の日本市場は、米中貿易摩擦の再燃懸念を嫌気して下落した米国市場の流れを引き継ぎ軟調な展開となりました。

 

米中協議が再開されるや否やのトランプ大統領の中国批判ツイートが市場の雰囲気を悪くしたようです。

 

中国国家統計局が本日発表した7月の製造業購買担当者指数(PMI)は市場予想を上回りましたが、好材料視されず中国、香港市場が下落していたことも投資家心理を冷やしたようです。

 

また、トランプ大統領による利下げ圧力が伝わるなかでのFOMCの動向を気にする投資家も多く終日軟調な推移となりました。

 

東証1部の売買高は13億5088万株、売買代金は2兆6,650億円と本日も2兆円を超す売買となりました。

 

売買代金は6月21日以来の高水準となりましたが、これは日経平均採用銘柄入れ替えに絡む影響が反映されたものと思われます(千代田化工建設(6366)の日経平均除外に伴うバンナムHD(7832)新規採用)。

 

「バブルは崩壊して、始めてバブルと分かる」

バブルとは何でしょう?

 

簡単に言えば、バブルとは「泡」という意味で、資産価格等にファンダメンタル価値以上の評価が生じている経済状態のことをいいます。

 

このように書けば2行ほどで終わるのですが、バブルかどうかを見極めるのは、相当困難です。

 

みんながバブルだと知らずに投資しているからです。

 

FRB議長であったグリーンスパン氏が「バブルは崩壊して、始めてバブルと分かる」との名言を残した通り、投資している時点ではバブルとの認識がないのです。

 

歴史上記録に残る一番古いバブルの発生は、17世紀でオランダのチューリップバブルです。

 

最盛期で「チューリップの球根1個とお城が交換された」と言われています。

 

しかも高値を呼んだのは、病気で斑模様になったチューリップだったといいます。

(イラスト出所;ウィキペディア)

 

今では品種改良で似たようなものが作られています。

 

1637年のカタログと見比べてみるとそっくりです。

 

1987年に上場したNTT株

「バブルは崩壊して、始めてバブルと分かる」という名言の例として1987年に上場したNTT(9432)について書きたいと思います。

 

このブログの読者の中でNTT(9432、東1)が華々しくデビューした頃から、株式投資をしている方は、ほとんどいないと思います。

 

売り出し価格119.7万円、初日は値が付かず

 

NTT株は1987年2月9日上場しました。

 

売り出し価格は1株、119.7万円で、初日は値が付かず翌10日に160万円で初値が付き、わずか2カ月後の4月には318万円の最高値を付けたのです。

 

2カ月で約倍になったのですから、仕手株を彷彿させる上昇です。

 

このNTT株の上場を契機に株式投資が大衆化したのです。

 

NTT株が上場するまでは、株式投資と言えば危険な博打みたいなものと認識されていました。(今でもそう思っている方もいると思いますが・・・)

 

しかし、皮肉にもその年の10月にブラック・マンデーが起きたのです。

 

史上最大規模の株価の暴落です。

 

ブラック・マンデーの翌年に日経平均株価は史上最高値を更新!

ところが、日本株の立ち直りは早く、翌1988年の前半にはブラックマンデーの下げ分を取り戻し、1989年12月の大納会には3,8915.87円の史上最高値まで駆け上がりました。

 

ちなみに、このときのNYダウは1987年8月の高値2,722.42ドル、ブラック・マンデー後の安値は1,738.74ドルです。

 

(あれから30数年、NYダウは約10倍、大幅な銘柄入れ替えがあったといえ日経平均株価は未だに21,000円台です。これこそ「失われた30年」ですよね。)

 

当時、日本株の立ち直りが早かったのは、バブル景気の熱狂よるところもありますが、NTT株で味をしめた「大衆」という新しい投資主体が出現したからだと思います。

 

株のことを全く知らない大衆が株式市場に参入したのです。

 

その後、NTT株がどのような軌跡を辿ったのかは、月足チャート見てもらえばおわかりいただけます。

 

(チャート;QUICK社)

 

国が売った株やから大丈夫?

私が証券業界に入社したのは、奇しくもブラック・マンデーの翌年の1988年です。

(当ブログを担当しているK氏も偶然にも同期入社です。)

 

営業していわかたったのですが、NTT株を保有している方がいかに多いか。

 

この方々は「国が売った株やから、子供や孫の代まで持てば上がるやろう。」と口をそろえていました。

 

バブル景気の最盛期で、ほとんど一本調子で上昇し続けた株式市場を経験すると、そう思うのも無理はないですよね。

 

その上、日本政府が放出した株なのです。

 

あ~日本国民はなんと健気(けなげ)なことでしょう。

 

今回も日本政府が放出した郵政3社のパフォーマンスに苦しんでいるのではないでしょうか。

 

こんな健気な国民に対し、自分たちの襟は正さずに増税するとは・・・

 

NTT株は「失われた30年」の象徴

1987年の売り出し価格1197,000円でNTT株を1株保有し続けていたと仮定すれば、1995年の2分無償、2009年の100分割、2015年の2分割を考慮し204株になっています。

 

本日の引け値が4,922円なので、売り出し価格で買い付けた投資家は30数年経ち4,922円×204株=1,004,088円の評価です。(これに30数年間分の配当金を含めれば若干のプラスぐらいでしょうか?)

 

30数年が経ち、やっと売り出し価格付近まで戻ってきたのです。

 

NTT株は「失われた30年」の象徴ですよね。

 

本日のブログで30数年前のNTT株を取り上げたのは、私自身「歴史は繰り返す」という考えをしているからです。

 

これから来るであろうバブル相場に備えて、相場の歴史を研究することは有意義だと考えています。

 

当ブログでも、ちょくちょく過去のバブルに触れますので参考にしてください。

 

当ブログでは、例外はありますが基本的に時折銘柄を紹介するにとどめ、売買アドバイスにつきまして行いませんので!

 

ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

 

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