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- 株主優待制度を考える ~その1~
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みなさん、お盆休みはいかがお過ごしですか?
弊社も13~15日はお盆休みをいただいておりますが、ブログは更新いたします。
時間のあるときに見ていただければ幸いです。
昨日のブログでは「個人投資家向けIR」について書きました。
本日から数回に分けて、みなさんと一緒に株主優待制度について考えてみたいと思います。
企業のIR活動が機関投資家よりの姿勢で行われているとしたら、株主優待制度は個人投資家よりの姿勢で行われている株主還元だといえます。
優待制度に関しては個人投資家、機関投資家、外国人投資家等それぞれの立場で賛否両論あります。
個人投資家の立場からすれば、賛成の方が大半ではないかと思います。
一方、機関投資家、外国人投資家の立場になれば、優待制度は「株主平等の原則」に反するのではないか?
優待品の代わりに現金配当を増やせ!
といった意見に集約されるのではないでしょうか。
投資主体により賛成・反対二分されるのが株主優待制度なのです。
日本マクドナルド(2702、JQ)の実例で見てみましょう。
同社は2014~2015年に、異物混入問題で赤字幅が拡大しました。
その時の株価の推移を観察すれば、優待制度が株価に与える影響がよくわかります。
マクドナルドが赤字に転落した時点で、優待制度がなければ、2,600円台の株価は維持できなかったでしょう。
同社の株主優待は次の通りです。
株主ご優待対象基準
日本マクドナルドホールディングス株式会社では、毎年6月30日・12月31日現在の株主名簿に記載のある株主様に下記の株主ご優待をご用意しております。
100~299株 保有株主様:優待食事券1冊
300~499株 保有株主様:優待食事券3冊
500株以上 保有株主様:優待食事券5冊
機関投資家、外国人投資家ら見れば、日本マクドナルドの株価は、ファイナンス理論から算出されるフェアバリューから大きく乖離しているはずです。
算出法について今回は詳述しませんが
マーケット・アプローチ(類似会社比較法)
インカム・アプローチ(収益還元法)
コスト・アプローチ(原価法)
が代表的です。
企業が不祥事を起こし、業績が低迷している時でも、株価が一定水準を維持しているのは株主優待制を楽しみにしている個人投資家のパワーなのです。
この優待制度の効果を定量的に測定するのは非常に困難です。
しかし、企業がこのような窮地に追い込まれたときに応援してくれる株主の存在も必要ではないでしょうか。
経営者へは暗黙のプレッシャーがかかり収益改善へ向けいっそう努力するのではないでしょうか。
私は当ブログで「株価は中長期的にはフェアバリューに収斂する」と書いています。
よって優待実施企業に関するフェアバリューをどのように算出すればいいのか、非常に悩みます。
特にNISA導入後、優待実施企業(特に外食、食品)の株価が大きく上昇しています。
明らかにフェアバリューから上方乖離している企業もあります。
このような現実をいかに分析すればよいのでしょうか。
個人的な尺度としては、フェアバリュー算出後、優待プレミアムを加味してフェアバリューを算出しているのですが、この方法はあくまで個人的な指標にしているだけです。
また、優待プレミアムについても非常に恣意的です。
株主優待制度については数回に分けてブログに書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回も「株主優待制度」について書きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
お盆は13~15日まで、マーケット概況は休ませていただき、3回に分けて「株主優待制度について考える」というテーマでブログを更新いたします。
時間のある方は、見てください!
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